糖尿病の血糖値、合併症、新薬

糖尿病の指標になるのが血糖値。血糖値が高くなると、どうなるのでしょうか？糖尿病になると、合併症を引き起こす可能性があります。糖尿病の新薬があるという話を聞いたことがありますか？基本的に、糖尿病の薬というのは、食べ物を食べた際に血糖値を抑えてくれるインスリンの分泌を促す作用があります。

血糖値が高くなるとどうなる

血糖値が高くなると、どうなるのでしょうか？

・血液がドロドロになる
・血圧が上がる
・糖尿病になる

血糖値が高くなると、上記のようになってしまいます。

まず、血糖値が高くなると、血液がドロドロになってしまうでしょう。

血液がドロドロになることで、動脈硬化になってしまうこともあります。

そして、血糖値が高くなると、細胞の浸透圧が高まり、血液の量が増えてしまいます。

そうすることで、血圧が上がってしまうのです。

それに、血糖値が高くなると、糖尿病になってしまいます。

これは、多くの人が知っているのではないでしょうか？

血糖値が高くなると、通常だとインスリンというホルモンが出て、血糖値を下げてくれます。

しかし、インスリンが少なかったり、分泌されないと、細胞にブドウ糖が取り入れられなくなり、血中にあふれてしまい、糖尿病となってしまうのです。

血糖値が高くなると、このようになってしまう危険性があります。

血糖値が高くならないように、食べ過ぎに注意し、日々適度な運動をするように心がけましょう。

糖尿病の合併症

糖尿病になると、合併症を引き起こす可能性があります。

その合併症で命を落とす危険があるので、早めに治療するようにしましょう。

糖尿病の合併症で有名なものは、以下の３つです。

・糖尿病神経障害
・糖尿病網膜症
・糖尿病性腎症

糖尿病神経障害は、合併症の中でも最も早く現われます。

神経に障害が出てしまい、手足がしびれたり、感覚が鈍くなるでしょう。

それに、立ちくらみや発汗異常など、自律神経に関する障害も現われます。

糖尿病網膜症とは、糖尿病のせいで網膜の血管の流れが悪くなり、視力が低下したり、白内障になってしまうことです。

最悪の場合、失明する可能性もあるので、気をつけないといけません。

糖尿病性腎症は、腎臓の働きが悪くなってしまい、自分で尿を作ることができない状態です。

重度になってしまうと、人工透析によって機械で尿を作らないと生活することができません。

一週間に数回病院に行って人工透析を受けないといけないので、日常生活に大きな支障をきたします。

これらの危険な合併症を発症させないためにも、糖尿病を早期に治療して、血糖値をきちんとコントロールするようにしてください。

糖尿病の新薬

糖尿病の新薬があるという話を聞いたことがありますか？

基本的に、糖尿病の薬というのは、食べ物を食べた際に血糖値を抑えてくれるインスリンの分泌を促す作用があります。

ただし、従来の糖尿病の薬の場合、「血糖値を下げ過ぎてしまう可能性もある」ことが問題点でした。

血糖値が下がり過ぎた状態というのは、貧血の人や、運動しすぎた人、お腹が減りすぎた場合を想像していただけると分かりやすいかと思います。

体が麻痺したような感覚や、食欲がなくなる、吐き気や気分が悪くなるなど様々な症状があります。

しかし、糖尿病の新薬と呼ばれるインクレチン関連薬では、この点を解消することができてしまうそうです。

というのも、インクレチン関連薬の場合、血糖値が高い時のみにインスリンの分泌を促すようにできているからです。

これまでの薬も、インスリンの分泌を促すような作用をもっていました。

でも、先ほども申し上げましたように、これまでの薬は、血糖値が高い、低いを問わず、インスリンの分泌を促してしまうため、血糖値が下がりすぎてしまうことが副作用としておきてしまう可能性があったのです。

その点、糖尿病の新薬として使われているインクレチン関連薬では、血糖値が高い時のみにインスリンの分泌が促されるので、血糖値が下がりすぎてしまうことを避けることができます。

副作用としては、便秘などの胃腸障害が出てしまう場合があるということです。

ただ、これまでの薬にももちろん副作用はありましたし、総合的に考えて、糖尿病に関する医療技術は、新薬を見ても向上しているようです。

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